妊娠発覚!やるべきことを順番に解説|産婦人科に行く・母子手帳をもらう・夫や両親に報告するタイミングは?

妊娠検査薬で陽性が出たけど、この後は具体的にどうすればいいの?と悩んでいるあなたに、妊娠が分かったらまずやること、早まらずに注意することなどをまとめてみました。

POINT

・妊娠検査薬で陽性が出たらまずは産婦人科へ

・産婦人科で正常妊娠しているか診断してもらおう

・正常妊娠確認後、市区町村の役所や保健センターへ母子健康手帳を受け取りに行こう

・親や会社への報告するタイミングは夫婦で相談

タイムライン

  • STEP.1
    妊娠検査薬で確認
    妊娠したかな?と感じたらまずは妊娠検査薬で確認しよう
  • STEP.2
    陽性なら産婦人科を受診
    妊娠検査薬で陽性反応が出たら、産婦人科を受診しましょう。正常妊娠と診断されれば『妊娠』です。おめでとうございます!
  • STEP.3
    市区町村の役所に届出
    妊娠と診断されたらお住まいの市区町村の役所や保健福祉センターへ妊娠の届出をします。ここで母子手帳やマタニティーマークをもらえます。

妊娠したかな?と思ったら妊娠検査薬で確認

妊娠したかな?と感じたらまずは妊娠検査薬を使ってみてください。ポイントは以下2点を参考にするといいですよ。

こんな時は妊娠検査薬を使おう

・生理予定日から1週間以上生理が遅れている

・基礎体温が高温期のまま継続している

妊娠検査薬についてまとめた記事も参考にしてみてください。ここでは妊娠検査薬についてと、ドラックストアでも買える妊娠検査薬のおすすめ4選を紹介しています。

妊娠検査薬を選ぶポイントとおすすめ4選|いつから検査できる?価格は?どこで買える?

妊娠検査薬で陽性が出たら産婦人科へ

妊娠検査薬で陽性が出たら、正常妊娠しているかを産婦人科で診断してもらいます。産婦人科は出産するまで何度も通うため、家から通いやすい場所にあると安心です。病院の種類によってメリット・デメリットがあるので自分に合うスタイルを探してみてください。

総合病院と産婦人科医院の違い

総合病院・大学病院

メリット

・合併症や新生児の異常といったトラブルにすぐ対応できる

・病院によってはNICU(新生児集中治療室)があったり、最新の医療設備が充実しているため、高齢出産や持病持ちの妊婦さんに人気

 

デメリット

・紹介状がないと通院できない可能性がある

・待ち時間が長い(予約制だとスムーズだが予約なしだと何時間も待つケースがある)

・健診する医師が毎回変わる

産婦人科医院・個人産院・クリニック

メリット

・出産まで同じ医師、看護師と接するのでコミュニケーションが取りやすくアットホーム

・入院中の部屋の設備がよかったり、食事が豪華な医院もある

 

デメリット

・ハイリスク出産に対応していなかったり、緊急時に他の大きな病院に搬送するケースがある

・サービスの充実で費用が高額になる場合がある

 

私の場合は、2回病院をうつっています。

  1. 初診からつわりが落ち着くまでは2駅隣の産婦人科医院
  2. つわりが落ち着いた頃に自宅により近い総合病院にうつる
  3. 出産は京都の実家に里帰りしたので、産休に入ってからは京都の自宅から車で20分ほどの産婦人科医院に通い、出産

個人の産婦人科医院はやはりアットホームで、妊娠初期のつわりがひどい時でもすぐ個室に連れて行ってもらい点滴を受けることができたのが良かったです。

また、出産した医院は全部屋個室で母子同室だったのでゆっくり赤ちゃんとの時間を楽しめました。さらに食事もとても豪華で美味しかったです!

一方で総合病院は完全予約制なのですが、私の通っていた病院はかなりシステマチックで驚きでした。予約時間を大きくオーバーすることなく個人の産婦人科医院より待ち時間が短かったり、検査内容ごとに場所も担当医も変わるのですが待たされることなくテキパキとすばやい検査でした。

支払いはすべて機械で行うためかなりスムーズ、スマートな印象でした。一度だけ予約なしで緊急通院した際は3時間ほど待ち突然の体調不良などには向いていないかもと感じました。

産婦人科へ行くタイミング

妊娠が分かったらなるべく早く』と紹介されている記事や産婦人科のサイトを見かけます。妊娠検査薬を生理予定日から1週間経って検査し、陽性反応がでたのであれば、妊娠5〜6週頃となるかと思います。

産婦人科に行くのが早すぎると、「正常妊娠」と診断できない場合があります。「正常妊娠」の診断には、「胎嚢」と「心拍」の確認が必要です。

妊娠検査薬でフライング検査をし、陽性反応が出たからと早すぎる受診は正常妊娠の診断ができず、医師から「1週間後にもう一度来てください。」と言われる可能性があるので注意してください。

私は初診は妊娠6週でした。妊娠4〜5週頃に妊娠検査薬で陽性が出たのですが、正常妊娠と診断してもらうため初診はもう少し後でもいいかなとのんびりしていたら、突然つわりが始まり悪化し悪阻と診断されました。

初診から点滴を打つというバタバタな経験をしましたが、正常妊娠と診断されたので嬉しかったのを覚えています。

正常妊娠しているか診断してもらおう

検査内容

・問診

・尿検査

・内診

・超音波検査

問診では最後にきた生理開始日と終了日、生理周期、生理時の出血量や生理痛の有無、今までかかった病気についてや家族の病気の有無、妊娠、出産経験や流産、死産経験があるかなどを確認されます。

尿検査は紙コップで採尿し看護師さんに渡します。

内診と超音波検査は診察台に乗って検査します。自動で動き、足を全開させるあの台に初めて乗る人は恥ずかしさや不安に思うかもしれませんが、リラックスして緊張をほぐしましょう。

内診では指で子宮の大きさやかたさや動きを確認したり、超音波検査では膣内に棒(プローブという)を挿入して子宮の中に胎嚢という、羊水や胎児の入った袋があるかどうか、胎児の心拍動がみえるかどうか、さらに、胎児の大きさと数などを確認されます。

すべての検査が終了後、正常妊娠しているかを診断してもらいます。妊娠の診断をされると医師から「母子手帳をもらってくださいね」と案内されます。

正常妊娠と診断されたら母子健康手帳をもらいに行こう

妊娠が分かったら妊娠の届出しにお住まいの市区町村の役所や保健センターへ行きます。妊娠届を出すと母子健康手帳や付属書類がもらえます。手数料など料金は発生しません。

母子健康手帳は妊産婦と乳幼児の健康状態の一貫した記録を行う手帳で、妊娠から出産、赤ちゃんの成長時と長年使うものになります。また保健・育児に関する情報が記載されています。

母子健康手帳は数年間にわたって長く使用するものです。ママと赤ちゃんの大切な記念としても残っていくものなので、なくさずに丁寧な保管を心がけましょう。

母子健康手帳発行のための申請方法

持ち物、届出書類

・マイナンバー(個人番号)の記入と確認書類の提示

・妊娠届

平成28年1月から、マイナンバー(個人番号)の利用開始に伴い「妊娠届出書」へマイナンバーの記入や、妊娠された方のマイナンバーの確認と本人確認が行われます。

それってどんな確認?という方はお住まいの自治体ホームページを確認してみてください。私の住んでいる大阪市ホームページにそれぞれの確認するために必要な持ち物が記載されていますので参考にアップしておきます。

ちなみに私は個人番号カードを発行していたので1枚で確認してもらえました。

参考:大阪市ホームページ

妊婦さん以外も母子手帳は受け取ることができる

届出は妊娠した本人が行うのが普通ですが、 何らかの事情で妊婦さん本人が役所へ行けない場合は、代理の人が提出することもできます。私は妊娠悪阻で外出できなかったため、夫にお願いしました。

代理の人が窓口へ行く時は、委任状と、代理の人の本人確認書類妊娠された人のマイナンバーが確認できる書類が必要となります。※平成28年1月よりマイナンバーの記入と提示が必要となりました

委任状は当日窓口で記入することもできますが、各自治体のホームページにも委任状PDFデータがダウンロードできるので手続き時間を短縮したい方は先に記入してから役所へ向かうこともできますよ。

母子健康手帳と一緒に受け取るもの

受け取るもの

・母子健康手帳

・妊婦健康診査受診手帳

・予防接種手帳

・マタニティーマーク

妊婦健康診査受診手帳は、妊婦健診時の補助券となるので大事に保管し必ず病院へ行く際は忘れずに持参しましょう。

また、予防接種帳は出産後まで使用しませんが、赤ちゃんの予防接種を受ける時に必ず必要なのでなくさないように保管しておいてくださいね。

母子健康手帳を受け取る際、保健師さんが妊婦さんの健康状態などを確認してくれます。また、母子保健サービスなどの説明を受けます。申請から説明まで1時間ほどかかるので時間に余裕をみて行きましょう。

マタニティーマークは駅でももらえる

マタニティーマークは、妊婦さんが交通機関等を利用する際に身につけ、周囲に妊婦であることを示しやすくするものです。自治体で母子手帳をもらう時にマタニティーマークも数個もらえますが、駅でも受け取ることができます。

参考:厚生労働省

駅でマタニティーマークを受け取る方法

鉄道会社の窓口で「マタニティーマークをください」と伝えると無料でもらえます。妊婦さん本人以外にも旦那さんや家族でももらうことができますよ。母子手帳など妊娠の証明になるものは必要ないので、気軽に受け取れます。

妊娠初期こそマタニティーマークを身に着けよう

妊娠初期は赤ちゃんの成長はもちろん、ママの健康を維持するためにもとても大切な時期です。しかし、外見からは見分けがつかないため、「電車で席に座れない」「たばこの煙が気になる」など妊婦さんにはさまざまな苦労があります。

私も妊娠初期はつわりが酷く、妊娠悪阻で休職するまで至りました。会社に復帰直後はまだまだ本調子ではなく、電車でも常に気持ち悪さと戦っていました。

マタニティーマークをつけて優先座席付近にいると座れる確率が高く、また有り難いことに席を譲っていただけることがあったので本当に助かりました。

妊娠初期はいつ体調が悪くなるか分からない不安定な時期でもあります。もし倒れた場合、マタニティーマークがあると周囲の人が気づくこともできるので妊娠初期こそマタニティーマークを身につけられるといいですね。

マタニティーマークはいつからつける?

マタニティーマークをいつからつけるかは人にもよりますが、正常妊娠と診断されてからなら、いつでも問題ありません。

妊娠初期はつわりや体調不良が起きやすく、お腹の赤ちゃんのことを考えて早くにつける人もいれば、勤務先には安定期に入ってから報告したいと考えているからわざとマタニティーマークをつけない人もいます。

私の場合は、妊娠の報告をするまでは、電車ではマタニティーマークをカバンの外につけ、会社付近からカバンの中に隠すような使い方をしていました。安定期を過ぎたあたりから常にカバンからマタニティーマークが見える場所につけていましたよ。

POINT

・正常妊娠と診断されればマタニティーマークが付けられる

・まわりの人が妊娠に気づくことができるので妊娠初期こそ身につけられるとよい

・マタニティマークを身に付ける場合は自分がいいと思ったタイミングで付けるとよい

身近な人への妊娠報告は早まらない

夫への報告は早く

夫への妊娠報告時期は様々ですが、妊娠検査薬で陽性反応が出たらと早い段階で報告する人が多いようです。私も妊娠検査薬で陽性反応が出た当日に夫に報告しました。

自分の両親、夫の両親への報告タイミングは夫婦で話し合う

妊娠はとても喜ばしいことなので妊娠初期の段階で報告する方も多い一方で、流産の可能性を考えて安定期に入ってから報告したという人もいます。

自分の親への報告は7割以上の人が妊娠2ヶ月のタイミングに報告をしているようですが、夫の親になると、妊娠2ヶ月で報告する割合は約5割にまで減少し、妊娠3ヶ月や4ヶ月、安定期に入ってからという方が増えるようです。

妊娠は必ずこの時期に報告しなければならいということはありません。報告のタイミングは旦那さんとよく話し合ったうえで決めていきましょう。

会社、友人、親戚への報告は安定期頃

会社への報告は安定期に入ってからという人が多いようです。友人、親戚への報告も流産の可能性が低くなる安定期に入ってからのほうが自分の気持ちも落ち着いてきた頃なので、報告するには良い時期ですね。

ただ、妊娠初期に体調不良が続いたり切迫流産など医師から指示がある場合は早い段階で上司に報告し勤務体系の相談をするなど、状況によって報告のタイミングは一人一人違うと思います。

いずれも一人で抱え込まず家族や親に相談してみてくださいね。

妊娠報告についてもっと詳しく知りたい方はこちら

妊娠報告のタイミングと方法まとめ|夫、両親、親戚、友人、会社への報告

まとめ

妊娠検査薬で陽性反応が出た瞬間、本当に嬉しく「うわ〜!」と私も喜び嬉し泣きしてしまいました。これからママになる喜びを感じながら、「あれ、陽性反応が出た後は何をすればいいの?」と妊娠した途端分からないことだらけで不安も感じました。

産婦人科に行くタイミングや母子手帳の受け取り方、妊娠報告について紹介しましたが、まだまだ始まったばかりです。

これから不安や我慢することも多いと思いますが、それ以上に幸せや喜びを感じる特別な期間になりますよ。妊娠中の9ヶ月間をぜひ楽しんでくださいね。

 

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