妊娠中のあなたは出産をどこでするのか、もう予定を考えているでしょうか。
他の妊婦さんはいつ頃までに出産場所を決めてるのかな?
里帰り出産なら病院への予約はいつするの?
分娩予約の方法や予約の時にお金がいるの?
里帰り出産の受診タイミング・分娩予約時期や方法・予約金についてまとめてみました。
・出産する病院は10週頃までに決めよう
・遅くとも20週までに分娩予約をしよう
・人気の産院だと分娩予約を断られてしまう可能性も
・予約金や書類記入は病院によって異なるので要確認
Contents
タイムライン
妊娠初期からどんな流れで出産まで過ごすのか、里帰り出産するという前提でのタイムラインです。
- STEP.1出産する病院を決めるだいたい10週頃までに出産する病院が決められるといいですね。
- STEP.2出産する病院に分娩仮予約を入れるまずは電話で分娩仮予約ができるか確認と、初診の予約をとりましょう。
人気の病院だと出産予定時期にベッドの空きがなく早くに分娩予約を締め切ってしまうところもあるので注意!
- STEP.3現在通院している病院に伝える次の妊婦健診時に出産する病院が決まったことを伝えましょう。
出産する病院の初診前に紹介状を書いてもらいましょう。
- STEP.4出産する病院の初診・分娩予約20週頃までに出産する病院の初診を受けます。
分娩予約時に予約金が発生するか、書類の記入が必要かは病院によって異なります。
- STEP.5妊娠後期に里帰りし、出産する病院に通院・出産里帰り出産の場合、妊娠後期の9ヶ月には出産する病院に通院することになります。
あとは無事に出産を迎えるだけ!
出産する病院を決める
まずは出産する病院を、現在通院している病院か、それ以外の病院にするのかを決めます。
里帰り出産するなら、通院先以外の病院になりますね。
出産する病院を決める際に、最低限注意したいこと
自宅もしくは実家などから近い病院を選ぶ
出産時は陣痛や破水が始まってから出産までの時間内に病院へ向かわなければいけません。
そのため、自宅から病院まで、車でかかる時間を基準に病院を絞っていきましょう。
初産なら自宅から1時間程度、2回め以降なら30分程度を目安に病院を選びましょう。
通院先以外の病院で出産する
通院先以外の病院で出産する人は、様々なパターンがあります。
・バースプラン(お産計画)の希望が叶う産院を探す
・高齢出産、ハイリスク出産なので大きな病院にうつる
・アットホームで食事が豪華な産院を希望している
・里帰り出産を予定している
私の場合は、もともと里帰り出産をする予定でした。
病院は私自身が生まれた病院が実家から近く家族も馴染みがあるのでその産婦人科医院に決めました。
病院の選び方で悩む場合は、次の『産院の選び方』を見てみましょう。
産院の選び方
まずは病院の種類をみてみましょう。大きくワケて3つの種類に分けることができます。
・総合病院、大学病院
・産婦人科医院・個人産院
・助産院
どうやって産院を選べばいいのか分からないという場合は、自分にとって大事なことは何か、何を優先するかで決めるといいですよ。
総合病院・大学病院
・最新の医療設備が整っている病院がいい
・NICUがある病院がいい
・高齢出産、双子を妊娠している
・持病を持っていていざという時に備えたい
最新の医療設備が充実していたり、NICUがあったり、トラブル発生時にすぐ対応できる医療設備や体制が整っているのが総合病院、大学病院です。
高齢出産、持病持ち、双子妊娠中などハイリスク出産の場合は安心できる材料がそろっているのでオススメです。
ただし、以下のようなデメリットもあります。
・紹介状がないと通院できない可能性がある
・待ち時間が長い(予約制だとスムーズだが予約なしだと何時間も待つケースがある)
・健診する医師が毎回変わる
産婦人科医院・個人産院
・アットホームな雰囲気の産院がいい
・立ち会い出産を希望している
・豪華で美味しい食事を希望している
・入院中はゆったりできる個室がいい
・妊娠中〜出産後まで様々な指導プログラムを受けたい
出産まで同じ医師、看護師と接するのでコミュニケーションが取りやすくアットホームなのが産婦人科医院、個人産院の特徴です。
また、入院中の部屋は全部屋個室や母子同室ができたり、食事が豪華な医院もあります。
妊娠中の母親学級や、入院中の育児指導、産後の母乳外来など様々なプログラムに参加できるのも特徴です。
一方でこんなデメリットもあります。
・ハイリスク出産に対応していなかったり、緊急時に他の大きな病院に搬送するケースがある
・サービスの充実で費用が高額になる場合がある
・産婦人科医が1人しかいない病院だと意外と待ち時間が長い
妊娠中、出産時は何かと緊急の事態が考えられます。
緊急時に搬送される提携先の病院などを確認しておくことは重要です。
また、出産後赤ちゃんに異常が発覚した場合の、赤ちゃんの受け入れ状況はどうなっているのかなど、積極的に医師に確認しましょう。
助産院
・自然分娩にこだわりがある
・自宅のような雰囲気の中で出産したい
・自分らしいお産を望んでいる
自然分娩に拘っている、自宅のような雰囲気の中で出産したい、分娩スタイルや分娩方法を自分で選びたいと考えている人にオススメなのが助産院です。
ただ、助産院には産婦人科医は常駐していません。基本的に助産院は出産のお手伝いをする、というスタンスで、原則的にはリスクが低く健康状態がよい妊婦さんの自然分娩介助を担っています。
そのためこのようなデメリットがあります。
・会陰縫合や輸血といった医療行為ができない
・自然分娩しか対応できず、出産時まで母子ともに経過が良好である必要がある
ただし、地域の病院と提携しているので、万が一の事態には病院に緊急搬送してもらえます。
妊娠中、出産時は何かと緊急の事態が考えられるため、提携先の病院や出産後に発覚した急を要する赤ちゃんの受け入れ状況はどうなっているのかなど、事前に確認しておきましょう。
出産する病院に分娩仮予約を入れる
まずは電話で確認
出産する病院が、現在通院中の病院であれば電話で仮予約をする必要はありません。
次の妊婦健診時に伝え、分娩予約を入れましょう。
現在とは別の病院、または里帰り先の病院で出産をしたい場合は、まずは分娩予約ができるかどうか電話で確認してみましょう。
人気の産院だとすでに分娩予約をしたい時期にベッドの空きがなくなって断られてしまう可能性もありますので病院に行く前に電話確認しておくと安心ですよ。
・電話で分娩仮予約ができるか
・いつまでに初診を受けるべきか
・予約金の有無と支払期限
・持ち物について
分娩予約の前金は1万円〜15万円くらいと病院によって様々です。ちなみに私が予約した病院では予約金は不要でした。
いつまでにいくら支払うのか、事前に確認できるならしておきましょう。
出産する病院に妊娠後期まで行けない場合
里帰り出産する病院へは妊娠20週頃までに一度受診し、直接病院で分娩予約をする流れになります。
しかし何らかの理由で妊娠後期の里帰り時までに出産予定の病院を受診できない場合は、まず電話で受診せずに分娩予約ができるか確認してみましょう。
・電話で分娩予約ができるのかを確認
・紹介状や必要書類を電話やFAX、郵送でやり取りできるか確認
・代理で家族に病院に行ってもらい分娩予約ができるか確認
調べている中で、特に田舎の病院であれば、母子ともに体調に問題なく、かつ32週までは近くの病院できちんと検診を受けているのであれば妊娠後期まで出産する病院を受診しなくてもよいという病院もあるそうです。
一方で、病院によっては電話予約不可なところもあるので、なるべく早く電話で確認するのが無難です。
現在通院している病院に伝える
妊婦健診時に伝えよう
分娩仮予約の電話ができれば、早いタイミングで現在通院している病院に報告しましょう。
里帰り出産をする場合は、病院名と住所を聞かれることがあるので事前に調べておくと慌てません。
また、里帰りする時期やいつまで現在の病院に通うのかも医師に相談して決めましょう。
出産する病院を受診する前に紹介状を書いてもらおう
里帰り先の病院を受信する前に紹介状を書いてもらうと、妊娠経過や注意点などの情報を共有することができます。
特に総合病院や大学病院で出産予定の場合は、紹介状がないと受診できない可能性があるので注意が必要です。
出産する病院の初診・分娩予約
出産予定の病院の初診は遅くても安定期に入った妊娠20週頃までにしましょう。
私は里帰り先の病院には5ヶ月の19週に初診と分娩予約をしました。
本当は妊娠初期の4ヶ月12週ごろに受診したかったのですが、つわりが酷かったので動けるようになってから初診をうけました。
人気の産婦人科だったらしく、初診の際には出産時期の分娩予約は既に締め切られていました。先に電話で分娩仮予約をしておいたのはよかったです。
初診の内容
・問診
・内診
・エコー検査
・尿検査
基本的には現在通院している病院と診察内容は変わりません。
分娩予約
診察が終わったら、受付で分娩予約をします。
・分娩申込書
・予約金
分娩申込書は病院によって記入内容が違います。
保証人、連帯保証人が必要であったり、印鑑(シャチハタ不可)が必要な病院もあります。
予約金は基本現金払いなので、予め予約金額を確認し、期日までに支払いを済ませましょう。
妊娠後期の通院タイミングの確認
診察が終わったら、次回の診察時期について話があります。
里帰り出産の場合は妊娠後期32週〜34週くらいから通院することになりますが、病院によって方針も違います。
くわしいことは里帰り先の産院と相談しましょう。
妊娠後期に里帰りし、出産する病院に通院・出産
病院を移るタイミングで引継書を書いてもらう
里帰りする前の最後の妊婦健診で、現在の病院に引継書を書いてもらいましょう。
里帰りする時期は32週〜34週なので、その前の検診時(おそらく30週頃)になります。
出産する病院に通院
病院によって違いがありますが、32〜34週から出産する病院に通います。
通院する前に、病院へは電話で妊婦健診予約を入れましょう。
出産まであと少し、リラックスして過ごしましょうね。
里帰り先が現住所のある市町村と異なる場合は、里帰り先での妊婦健診で現住所の市町村の助成券は使えないケースが多いため注意しましょう。
使えない場合は、まずは現金での支払いをして、領収書を保管しておき、後日に手続きをすれば戻ってくることが多いです。
私の場合は、妊婦健診は大阪の総合病院に通院し、里帰り後は京都の産婦人科医院で出産しました。
大阪で使用していた妊婦健診の助成券がそのまま使えたので特に不便はしなかったです。
まとめ
出産、特に初産では、何をいつまですればいいか常に悩みや疑問が発生しますよね。
私の場合は妊娠9週目、母に「分娩予約だけでもしないと!」と言われてから「そんなもんなんだ。でもまだ早くない?」とのんびりしていました。
母が産院に電話で確認してくれたところ、満室で受けられなくなるギリギリのタイミングだったらしくお願いして予約をとってくれました。
出産したい病院に分娩予約を断られるとまた病院探しをするハメになり大変ですよね。
里帰り出産を考えているなら、分娩予約だけは早めに行うことをオススメします。
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