【初産出産レポ】出産後入院中の個室雰囲気・食事・母子同室の過ごし方紹介

「出産後の入院中にどんな生活をするの?」

「どんな食事がでるの?美味しい?気になる!」

「母子同室での1日の過ごし方が知りたい」

「赤ちゃんのお世話や授乳の補助はしてもらえるのかな?」

初産だと出産後どのような生活になるかとても気になるところ。

今回は出産後の入院中の生活について、実体験をもとにまとめてみました。

POINT

●初産、母子同室、全部屋個室、個人産院での体験談

●授乳、食事、検診など1日のスケジュールが決められている

●食事はボリューム大、小鉢の数も多く、美味しい!

●赤ちゃんの抱き方、授乳補助、沐浴指導などお世話を一通り教えてもらえる

出産した病院の部屋の様子

出産した産院

里帰り先の産院は実家から車で30分の場所にある個人産院でした。私が生まれた病院でもあります。

24時間365日体制で医師、助産師、看護師が待機してくれているので安心して入院することができました。

また入院中に小児科医による週2回の定期検診があり、しっかり赤ちゃんの健康状態も診てもらえていました。

出産後入院した部屋

藤田産婦人科公式ホームページ参照

使用した部屋の特徴

・全部屋個室

・シャワールームは共用(特室はシャワールーム有)

・個室にトイレ付

・母子同室

・ソファーベッドで夫も寝泊まり可能

私が入院中使用していた病室は普通個室でした。

大きい家具や赤ちゃんのベッドが入ってもまだ人が通れるくらいの広さがある部屋でゆったり過ごすことができました。

ベッドの上から正面にいる2人を撮影しています

個室にトイレがあると安心

個室にトイレがあったのは本当に良かったと思います。

出産直後はフラフラで起き上がるのも大変です。

立ち上がって歩いてトイレまで行き、座って用を足し、また歩いて部屋まで戻るのという普通のことが正直しんどいです。

個室にトイレがあると、移動は徒歩5歩くらいで済むのでラクだし安心でした。

また、産後は悪露が1ヶ月ほど続きます

生理と同じように何度もナプキンを替える必要があり、トイレが個室にあると移動もラクだし、替えのナプキンを常備しておけるので便利でした。

シャワールームは共用でも問題なし

出産後1ヶ月は湯船に浸かってはいけないためシャワーとなります。

普通個室はシャワールームは共用となっており、7:00〜21:30の時間帯に使用できました。

使用できる時間も限られていましたがちょうど入院している人が少なかったため不便を感じることはありませんでした。

共用のシャワールームは出産したママのみ使用可だったので夫は近くの銭湯を利用していました。

出産した産院の特室なら家族も使用できるシャワールーム付の部屋になります。

シャワールーム内には腰掛けるスペースがあったのですが、会陰縫合して痛かったので座れなかったのは残念です。

アメニティーはシャワールーム内に共用で使えるシャンプー・コンディショナー・ボディーソープが揃えてありました。

脱衣所も広く、洗面台が1台、ドライヤー3個あり充実していました。

産後入院中の1日の流れ

ママのスケジュール 時間 赤ちゃんのスケジュール
朝食 8:00 NSTのベビールームに移動
医師・助産師による訪室・検温 9:00 沐浴(助産師さん実施)
NSTで授乳・母乳測定 9:30 授乳
母子同室で過ごす 10:00 母子同室で過ごす
退院指導が産後4日目くらいにある 11:30 ↓ or 退院始動時はベビールーム
昼食 12:30
助産師さん訪室 14:00 ↓ +検温
夕食 18:00
助産師さん訪室 19:00
面会終了・玄関施錠 21:00 夜もできるだけ母子同室

院内のスケジュールはこのようになっていましたが、赤ちゃんのお世話は基本的に1日中あります。

赤ちゃんは眠ったり起きたりを繰り返していました。

オムツ替えと授乳は2〜3時間おきに行います。授乳とオムツ替えは紙に記録し毎日助産師さんに提出していました。

母子同室のメリット・デメリット

母子同室を体験したメリット・デメリットをまとめました。

母子同室のメリット

・赤ちゃんがほしがる時にすぐおっぱいをあげられる

・授乳回数が増えるので母乳の分泌がよくなる

・赤ちゃんと一緒にいることで出てくる悩みをすぐに助産師さんに相談できる

・入院中に少しでも育児に慣れ、自信を持って退院できる

母子同室だと基本的にずっと赤ちゃんと一緒なので、退院後の生活をイメージしやすいです。

私の場合、里帰り先の実家は家業をしているので両親は日中仕事でいません。祖父母は80歳を超えているのであまり負担をかけたくありませんでした。

退院後、常に頼れる人がいないことを考えると入院中に赤ちゃんとずっと一緒で生活をするのは良いシミュレーションになりました。

寝ない、泣き止まないなど最初にぶつかる壁も入院中に体験でき、助産師さんや看護師さんに相談したりあやし方を教えてもらうことができたのは良かったです。

四六時中赤ちゃんと一緒なので、寝顔が見れたり、くしゃみやあくびをしているのを見れるのも嬉しかったです。

母子同室のデメリット

・産後ゆっくり身体を休められない

・母子同室は個室が多く、入院費用が高くなりがち

・相部屋での母子同室は気を使う

まだ身体が回復していない産後すぐから母子同室なのは、疲れがとれず休めないというデメリットはあります。

入院していた産院では、医師の回診時やママの体調が良くない時、疲れた時などは室で赤ちゃんを預かってもらうことができました

私も夜中の1時間おきの授乳などで、深夜にどうしても身体がしんどい、少しでも眠りたい時は数時間赤ちゃんを預かってもらいました。

少しだけでもまとまった睡眠が取れるとスッキリするので、また気持ちの余裕をもって赤ちゃんと接することができたのはありがたかったです。

個室だったので気を使わずゆったりできたのはよかったです。相部屋だと気を使うだろうなと思うので個室をおすすめします。

ちなみに出産入院費用について

母子同室で個室だから入院費用が高くなるというデメリットを先程お話しましたが、一概に高いとは言い切れません。

日曜祝日を挟むか、深夜料金がかかるか、お住いの地域選ぶ病院分娩方法などによって入院費用は様々です。

出典:公益社団法人国民健康保険中央会「正常分娩分の平均的な出産費用について(平成28年度)」

こちらでみると妊婦合計負担は平均で約50万円です。

ここから出産費用の負担を軽減するため、出産一時金として1児に一律42万円が支給されます。

42万円もらえるのは産科医療補償制度(分娩に関連して脳性麻痺になった赤ちゃんを支援する制度)に加入している病院で出産した場合です。

つまり実際の負担額は平均約8万円になります。

 

うめこの場合

・29歳で出産(高齢出産や持病などなし)

・京都市の個人産院

・産科医療補償制度病院で出産

・普通分娩

・出産当日は深夜料金がかかった

・破水していたので点滴処置が施された

・入院期間は9/19(水)〜9/24(月)退院で日祝日が2日間あった

・出産育児一時金の医療機関等への直接支払制度を利用

総額519,480円ー出産一時金42万円=退院時に99,480円支払いました。

平均額と比べてもそこまで高額ではなかったことが分かります。

入院費が高くなってしまう…と諦めず、母子同室の個室でも平均額になる可能性もあるので参考にしてくださいね。

両家の家族に赤ちゃんをお披露目

入院中は基本的に私と赤ちゃんで生活をしていますが、初孫・初ひ孫だったので両家の家族が赤ちゃんを見に来てくれていました。

出産当日の夜、私の両親と妹が病院に駆けつけてくれ、赤ちゃんを見てもらうことができました。

私の母は毎日お昼頃赤ちゃんの様子を見に、差し入れや洗濯物を持ってきてくれてありがたかったです。

夫は育休が始まるまで引継ぎなどで大変だったと思いますが、2日に1回来てくれていました。娘にメロメロです。笑

また、80歳を超えた私の祖父母も病院まで来てくれたり、関東地方に住んでいる義母も赤ちゃんを見に来てくれました。

午前の10:00以降〜夕方17:00頃までの母子同室で過ごす時間に見に来てもらっていました。

産後入院中の食事

出産した産院では母乳哺育を推奨していました。おっぱいで育てよう、ということです。

そのため、食事はおっぱいに負担がかからないようなメニューが多かったです。

食事POINT

・とにかく毎食豪華で品数多く美味しい!

・産後の身体とおっぱいにやさしい食事

・乳製品・油物を控え旬の野菜中心、出汁をきかせた和食の献立

・動物性脂肪を控えたメニュー

朝食

ある日の朝食メニュー

・いんげんの胡麻和え

・切り干し大根の煮物

・昆布の佃煮

・焼き鮭

・ご飯

・わかめと豆腐の味噌汁

・野菜ジュース

・玄米茶

昼食

ある日の昼食メニュー

・エリンギとイカとブロッコリーの炒めもの

・サラダ

・キーマカレー

・野菜スープ

・キウイ

・玄米茶

夕食

ある日の夕食メニュー

・白菜の浅漬け

・あんかけ茶碗蒸し

・鶏胸肉とさつまいもとキノコのソテー

・厚揚げとわかめのお味噌汁

・ご飯

・オレンジとぶどう

・玄米茶

お祝い膳

お祝い膳メニュー

・生春巻き

・じゃがいもとトマトのジェノベーゼサラダ

・サーモン

・グリーンサラダ

・パンプキンスープ

・牛肉のステーキと温野菜

・ご飯

・水

お祝い膳メニュー続き

・フルーツ

・米粉のケーキ

・ノンカフェイン紅茶

牛乳は豆乳に、バターはオリーブ油に、小麦粉は米粉になど、おっぱいの変化に負担をかけないようなメニューでありながらバランスのよい工夫された味付けがとても美味しく、退院後の食事の参考になりました。

産後入院中の赤ちゃんのお世話指導

実は私、妊娠中にマタニティークラス(産前教室)に一度も行っていません

妊娠中もフルタイムで仕事をしていると平日にあるマタニティークラスに通えなかったんですよね。

マタニティークラスに行かなくてもなんとかなるでしょ。大丈夫!って思っていました。

入院中に赤ちゃんのお世話を助産師さんや経験豊富な産科看護師さんに、とても親切丁寧な育児指導をしていただけたので退院後も自信を持って育児をすることができました。

赤ちゃんの抱き方

産後初めて赤ちゃんを抱っこする時、とても緊張しました。

ふにゃふにゃで小さくて、どこを持ったらいいのか戸惑いましたが助産師さんが丁寧に教えてくださったので安心して抱くことができました。

夫もとてもこわがっていましたが、恐る恐る赤ちゃんを抱いている姿を見てパパなんだな〜と感じていました。

授乳

出産した産院では母乳哺育を推奨していました。

そのため、生後1日目から授乳はおっぱいです。

最初は慣れない授乳でおっぱいもなかなか出ず何度も助産師さんに手伝ってもらいながら授乳をしていました。

授乳の仕方、赤ちゃんの向きや抱き方、ゲップのさせ方もこの時に習いました。

赤ちゃんも目をつむりながら口を開け、おっぱいを探しながら吸おうと頑張っている姿が本当に愛おしく感じました。

それでもうまく吸わせられない時は助産師さんの手で搾乳してもらい、哺乳瓶で飲ませていました。が、この搾乳が本当に痛かった

痛みに耐えながらおっぱいをあげるのは大変でしたが、慣れるまで一生懸命赤ちゃんとがんばれたのはいい思い出です。

でも入院中は母乳だけでは量が足りず、ミルクを毎回20mlほど追加で飲ませていました。

退院後も生後1ヶ月くらいの母乳が安定するまでは、産院で使われていたものと同じミルクを飲ませていましたよ。

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オムツ替え

入院中の産院では紙おむつではなく布おむつでした。

おしりふきもコットンを水で濡らしたものを薄く裂いて使っていました。

布おむつの使い方は最初に一度助産師さんに教えてもらい、その後は夫婦で交代しながらオムツ替えをしていました。

オムツ替えをするパパ

使用済みの布おむつは回収ボックスに入れるだけ、新しい布おむつもたくさん用意されていたので面倒くささも全く感じることはありませんでした。

さすがに退院後は洗濯が大変だろうと考え紙おむつにしていますが、入院中の布おむつ生活もいい経験だったなと思います。

沐浴

生後1ヶ月まで、赤ちゃんは沐浴桶で身体を洗います。

入院中はずっと助産師さんが娘の沐浴をしてくれていたのですが、1日だけ沐浴指導を受けました。

肌着を脱がせるところから、お湯の温度について、沐浴中の抱き方や洗い方、沐浴後のケアまで一通り教えてもらえたので退院後は思い出しながら沐浴をしました。

まとめ

生後4日目の娘

妊娠中は出産のことで頭がいっぱいになりますが、出産して終わりではありません。

身体の回復を待たずに赤ちゃんのお世話が始まるのは大変ですが、目の前にかわいい我が子がいると本当に癒やされますよ。

今回は自分の体験談をもとに個人産院での出産後入院中の過ごし方についてご紹介しましたが、産院によって部屋の雰囲気やサービス、食事内容などは変わってきます

産後入院中の生活イメージの参考にしていただければ嬉しいです。

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